この記事では、第三世代からPixelシリーズを愛している私が、「Google Pixel 7a」を発売日に即ポチして実際に使用してみてのレビューをしています。
購入の際の参考にしていただければ幸いです。
Google Pixel 7aは第七世代の低価格帯ラインのGoogle純正スマートフォン
「Pixel 7a」はGoogle社が販売しているスマホシリーズの第七世代の低価格帯のスマホです。
Pixelは3辺りから日本でも知られるようになってきた印象。私も昔「Pixel 3」を愛用していました。
Pixelは世代ごとに3種類ずつ発売されます。価格帯別に以下の文言がついたネーミングがされています。
- Pro … 高価格帯のライン
- 無印 … 中価格帯のライン
- a … 低価格帯のライン
Google Pixel 7aと他機種とのスペック比較
以下がPixel 7aと6a / 7 / 7 Proとのスペック比較表です。
| Pixel 7a | Pixel 6a | Pixel 7 | Pixel 7 Pro | |
|---|---|---|---|---|
| ディスプレイ | 6.1インチ FHD+ 最大90Hz | 6.1インチ FHD+ 最大60Hz | 6.3インチ FHD+ 最大90Hz | 6.7インチ QHD+ 最大120Hz |
| バッテリー | 4,385mAh ワイヤレス充電 ー | 4,410mAh ー ー | 4,355mAh 急速ワイヤレス充電 バッテリーシェア | 5,000mAh 急速ワイヤレス充電 バッテリーシェア |
| メモリ | 8GB | 6GB | 8GB | 12GB |
| ストレージ | 128GB | 128GB | 128GB / 256GB | 128GB / 256GB / 512GB |
| セキュリティ | 指紋認証 顔認証 | 指紋認証 ー | 指紋認証 顔認証 | 指紋認証 顔認証 |
| SIM | nano SIM eSIM | nano SIM eSIM | nano SIM eSIM | nano SIM eSIM |
| プロセッサ | Google Tensor G2 | Google Tensor | Google Tensor G2 | Google Tensor G2 |
| 背面カメラ1 | 64 メガピクセル Quad PD Quad Bayer 広角カメラ | 12.2 メガピクセル デュアル ピクセル 広角カメラ | 50 メガピクセル Octa PD Quad Bayer 広角カメラ | 50 メガピクセル Octa PD Quad Bayer 広角カメラ |
| 背面カメラ2 | 13 メガピクセル ウルトラワイド カメラ | 12 メガピクセル ウルトラワイド カメラ | 12 メガピクセル ウルトラワイド カメラ | 12 メガピクセル ウルトラワイド カメラ（オートフォーカス機能付き） |
| 背面カメラ3 | ー | ー | ー | 48 メガピクセル Quad Bayer PD 望遠カメラ |
| 重量 | 193.5g | 178.0g | 197.0g | 212.0g |
| 価格 | 62,700円 | 53,900円 | 82,500円 | 124,300円 |
Google Pixel 6aからGoogle Pixel 7aへの買い替えの場合
まずは私のようなPixel 6aからPixel 7aへの買い替えの場合ですが、大きめな進化点は以下の二つでしょう。
- ワイヤレス充電機能（Qi）が新たに付いた
- 顔認証機能が新たに付いた
加えて、以下が順当に進化した点です。
- ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzから90Hzに
- メモリが6GBから8GBに
- プロセッサが次世代に
- カメラが性能アップ
一方、8,800円の価格増および15.5gほどの重量増が懸念点と言えるかと思います。
- Pixel 6aからPixel 7aへの買い替えはアリ？
-
Pixel 6aに不満点があった方については、Pixel 7aで改善されるのならば買い替えるのは大ありだと思います。キャンペーンが色々あるうちの早めの購入をおすすめします。
Google Pixel 7aと他の第七世代で迷っている場合
Pixel 7a、Pixel 7、Pixel 7 Proのどれを買うべきかにつきましては、決めるポイントは以下の4点だと思います。他にはリフレッシュレートやメモリの差もありますが体感できるような方がどれだけいるか…。
- 価格
- ディスプレイの大きさ
- ストレージ
- 望遠カメラの有無
価格については7aは7 Proのおよそ半額の価格です。7aと7の価格差はおよそ2万円。
大きめのディスプレイが欲しいなら7 Proになります。また、ストレージが256GB以上必要なのであれば7か7Proになるでしょう。残念ながらどれもSDカードには非対応です。
望遠カメラにつきましては、7aと7には搭載されてはいないものの、「超高解像ズーム機能」が搭載されていて最大8倍までのデジタルズームが可能になっています。
パソコンを持っている私としては、データが逼迫してきたらパソコンや外部ストレージに逃せば良いので内部ストレージは128GBで充分だと思っています。
リフレッシュレートやメモリ的に、ヘビーなゲーマーの方であればPixel 7 Proを選ぶ方がいいかもしれませんね。ライトなゲーマーや一般的な使い方であればPixel 7aで充分です。
- 結局、Pixel 7a / Pixel 7 / Pixel 7 Proの内、どれを購入したらいいの？
-
Pixel 7 Pro → ヘビーゲーマー、高性能カメラが必要な方、ストレージが256GB以上必要な方、大きいディスプレイが必要な方
Pixel 7 → ストレージが256GB必要な方
Pixel 7a → 上記以外の方
私がGoogle Pixel 7aの発売日に即ポチったワケ
私は現在までは「Pixel 6a」を愛用していました。6aを購入した理由は安価な割に自分にとって十分すぎる性能を持つというのが魅力的だったからです。
ただ、私の所感にはなりますが、6aには以下の2点の不満を持っていました。
- 特に屋外での指紋認証の精度が悪く、結局パスコードの入力をさせられていた
- Qi充電機能が無く、わざわざUSB-Cケーブルを挿して充電していた
2023/05/11にGoogleによってPixel 7aが発表され、見てみると「顔認証に対応」「Qi充電に対応」となっていて、6aの不満点がどちらも解消されているじゃないですか。価格がかなり上がるとの予想に反して、若干上がったくらいのお手頃価格な62,700円とのこと。
そしてGoogle公式ストアで購入する場合は以下の特典もつきます。
- ①Coralカラー限定でYouTube Premium12ヶ月無料（1,180円 × 12ヶ月 = 14,160円分）
- ②Google Oneが3ヶ月無料
- ③次回以降に使用可能な10,000円分のストアクレジット
- ④Pixel 7aの限定スマホケース付き（3,300円相当）
- ⑤対象のスマートフォンを下取りに出すと最大20,000円（？）の下取り額の払い戻し
7aの購入にあたってもう6aは不要なので下取ってもらうとして、満額だと25,000円になります。また、私は元々YouTube Premiumの有料会員なので、これが1年分無料になるのはアツい。ケース代も浮く。なんやかんやでソロバンを弾いてみると…
ということで実質10,240円で7aを買えるということ。
気がついたらその日の早朝のうちにポチっていました。その日のうちに発送されて翌日の9時ごろに到着。
Google Pixel 7aを実際に使用してみてのレビュー
Googleから届いた段ボールを、ワクワクしながら開梱。
中にはスマホ本体の化粧箱、ケース、povoの30日間3GBの特典、Googleストアの15％OFFクーポンが入っていました。
ちなみに、Pixel 7aの本体カラーは「Coral」を選択しています。見た目がかわいいっていうのとYouTube Premiumの特典はこの色にしか付かないからですね。他のカラーの選択肢としては、「Sea」「Charcoal」「Snow」もあります。
Google Pixel 7aの開封の儀
本来の化粧箱の外側に、YouTube Premiumの12ヶ月無料の特典のクーポンコードやQRコードなどが記載されている台紙が巻かれていました。
化粧箱の中身は以下です。
- スマホ本体
- クイックスイッチアダプター（データ転送用）（USB-A to USB-C)
- 充電ケーブル（USB-C to USB-C）
- SIMピン
- 説明書
同梱物的にはPixel 6aのときとおんなじ。もしUSB-Cの電源アダプタをお持ちでない方は別途購入が必要です。
↑は左が7aで、右が6a。どちらも裸です。表面の見た目はほぼほぼ同じ。
↑裏面もあんまり変わっていませんね。帯の部分がガラスからアルミに変わったくらいでしょうか。
手触り等にも違いはほぼありません。Coralの色味はかなりポップで眺め甲斐があります。Pixelシリーズは昔から外観がポップな印象だったので、DNAが順調に引き継がれていますね。
ちなみにサイドのボタンの配置も6aからあんまり変わっていないです。
↑特典で付いてきた「限定版 Google Pixel 7aケース」を本体に被せてみるとこんな感じ。ポルカドット風？モザイク風？の模様がついていてよりポップな見た目に。透明なので本体の色味が損なわれることはありません。素材はハード寄りでしっかりしたケースとなっています。
模様部分は若干凸凹していて、実質的に滑り止めの効果もありそう。
ケースのパッケージ内には「この暗号を解読せよ！ #TeamPixel」という謎のメッセージが同梱されていて、なんだか意味深です…。もしかしてこの模様が暗号になっている？
Google Pixel 7aのセットアップ
元々Androidユーザーであれば、Pixel 7aのセットアップは至って楽ちん。
というのも、↑の画像のように旧端末と新端末をケーブルで繋ぐだけでデータがコピーされるからです。以下データがコピーに対応しています。
- アプリ
- 写真と動画
- 音楽とその他の音声
- SMSメッセージ
- デバイス設定
- 通話履歴
これ以外の例えばメールや連絡先などはクラウドで移行されるので、新端末でやることはネットワーク周りと認証周りの再設定くらいでしょうか。PINと指紋認証と顔認証は再設定が必要です。
Google Pixel 7aを使用してみての感想
まずはポチってから届くのが早くて助かるなぁと。もちろん自宅の場所にもよるでしょうが、私の場合は注文してからほぼ丸1日で届きました。
持ち上げてみての感想などはほぼ6aと変わらずです。このサイズ感は持ちやすくて扱いやすいのでちょうど良いと思っています。重さは15.5gほど増えてしまいましたが、私は特に気になりませんでした。
そして認証の速さと正確さが6aと比べて上がっていたので、今までのストレスは無くなりました。顔認証も新たに対応されたことで指紋認証と選べる、もしくは併用できるようになったのは利便性が上がって良き。
ただし、iPhoneとは違ってマスクをしていると顔認証は機能しませんので注意です。
何気に「Google One VPN」が無料で使用できるようになったのも結構なメリットかと思います。今までは公衆Wi-Fiを使いたくても盗聴などのリスクがあって不安なため我慢することもありました。
7aであればGoogle純正のVPNが無料ということで、外でもセキュリティに怯えることなく安心してWi-Fiを使用できるようになるのは嬉しいです。
Qi充電ができるようになったのも嬉しい限り。最近「Belkin 3 in 1 MagSafe充電器」というものを購入したのですが、これの下の台座部分に横にして置くだけで充電できてしまうのは本当に楽ちんで机周りがスッキリしました。
Pixel 7aの本体にはMagSafe機能が付いていないので、そのままの状態では上記充電器の左上のMagSafe部分では充電を行うことはできません。あくまでも下の台座の部分でQi充電を実施しているという意味合いです。
ちなみにPixel 7aに以下のようなMagSafe対応ケースを付ければ、MagSafeの機能を使用可能になります。
私は「iPhone 14 Pro」も使用しているのですが、これと比べるとカメラの出っ張りがないので机に置いた時に安定して使用できるのも好きな点です。軽さもあって持ちやすいですしね。
Google Pixel 7aのカメラ性能
Pixel 7aのカメラ性能は価格の割に高めです。以下はPixel 7aで撮った写真ですが、細部までよく再現されていてきれい。
過去のPixel系は「夜景モード」が売りだったので、作例として夜景モードも試してみました。
カメラ性能のために前に「iPhone 14 Pro」も買ったのですが、こんなにきれいに撮れるのなら買わなくて良かったなぁと若干後悔しています…。
ちなみに、Pixel 7aでもRAW形式（拡張子dng）での撮影は可能です。
終わりに
あなたがもし購入を迷っているのであれば、「Google Pixel 7a」を今すぐポチってしまっても後悔しないでしょう。万人におすすめできるスマホだと思います。
私がPixel 6aに感じていた不満は7aで全て解消されていました。価格は若干上がったにせよ相変わらずの神コスパ。チップやメモリやカメラの性能は順当に上がっていてより隙のないスマホになっています。
