ASUSのZenfone 5 (ZE620KL)のシャイニーブラックを購入してしばらく経ったので、使用感等をレビューします。ちなみに、2014年発売のほうじゃなく2018年発売のほうです。同じ名前なので紛らわしいですね。なお、同梱物とか詳細なスペックとかの情報は他サイトを参考にしてください。
前提として、自分の持っているiPhone SEやHUAWEI novaとの比較になることが多いです。
Zenfone 5 (ZE620KL)の外観について
外観は高級感があってスタイリッシュな感じです。ほぼベゼルレスな表面は自分にとっては新鮮でモダンな印象。ノッチはネットでは否定的な意見も見受けられますが、自分的には表示領域をできるだけ確保したかったんだなーという努力が見られて好印象です。流行の最先端感もあるし。
背面はガラスが採用され、鏡のように光が反射します。艶感があって思わず裸で使いたくなるくらいの美しさ。シャイニーブラックという色名ですが、iPhone 7のジェットブラックのような漆黒とは違い、若干青みがかっていて綺麗です。外観は全体的に5万円台とは思えない見事なデザインだと思います。
画面サイズは6.2インチですが、本体サイズはほぼ従来の5.5インチスマホと同じくらいとのこと。実際使ってみた感じ、さすがにディスプレイ4インチのiPhone SEと比べると操作のしにくさは感じます。SEは片手持ちでも画面内のどこでも余裕を持って押すことができましたが、Zenfone 5では一番遠い角は厳しいです。しかし、ホームボタンをダブルタップで片手モードになるのでそこは問題なし。この機能はすごく便利ですね。
自分はスーツで仕事をすることが多いですが、Yシャツの胸ポケットに入れたら背面のカメラが少々見えるくらいははみ出ます。さすがに多少の存在感はあるけれど、入れて持ち運ぶ分には問題ありません。普段はスラックスの前ポケットに入れていますが、それだとほとんど違和感なく持ち運べています。重さ165gと、そこまで重くないのも持ち運びにはよいポイント。
やはり6.2インチの情報量の多さは素晴らしいです。ウェブブラウジング中は特にそのありがたみを感じます。電子書籍の閲覧にもピッタリですね。動画も見やすいです。iPhone SEの4インチの画面だと見づらくて目を凝らしてしまっているのか、目が疲れてしょうがないんですが、こちらは目の疲れが軽減されている感じがします。もう4インチには戻れません!
それと、自分はスマホもqwerty入力派なので、大画面のおかげでタイプミスが激減しました。だいぶ快適度アップです。ちなみに初期に入ってたソフトウェアキーボードは「、。」がすぐに打てなくて不便っぽかったので、使い慣れた「Google日本語入力」に変更して使っています。
TPU素材のやわらかいケース付属はありがたいです。保護シートはついていないですが別に貼らなくても問題ないかと。中価格帯のスマホなので、心理的な意味である程度雑に使えるのは強みかもしれません。
Zenfone 5 (ZE620KL)の通信について
DSDVに対応しているので、UQモバイル+Lineモバイルの2枚刺しで使っています。よく「SIMフリー」と謳っていながらauの帯域に対応していない機種がありますが、Zenfone 5はau系サブブランドであるUQモバイルの通信も通話も問題なくできています。速度も申し分なく出ていますね。遅いなーと思ったことはないです。WiFiも802.11acに対応しているので快適そのもの。
SIM2枚刺し時の優先SIMの切替には若干時間がかかるんですね(およそ20秒くらい)。novaもDSDS対応ですがnovaの頃は1枚刺しで使っていたので知りませんでした。LineモバイルがLine使用時に通信料がカウントフリーなので、そのときだけLineモバイルで通信を行いたいんですけど、Lineを使う度に一々優先SIMを切り替えるのは大変そう。アプリごとに使うSIMを設定できたらいいんだけどなぁ。
Bluetoothも今のところ大安定しています。AirpodsやPokémon GO Plusを接続して使っていますが何も問題ありません。
Zenfone 5 (ZE620KL)の指紋認証について
指紋認証の精度はあんまり良くないと思っていましたが、左右の同じ指を2回ずつ登録したら快適になりました。でも指紋認証に関してはnovaのほうが速度も精度も上な気がします。自分はまだ試していませんが、顔認証と指紋認証を併用すればもっと快適になりそうですね。
Zenfone 5 (ZE620KL)のカメラについて
カメラはやはりきれいに取れて感動しました。メインカメラと広角カメラを使い分けることができて面白いです。純正のカメラアプリを使っていますが、シャッター音は小さめ(パシャッって感じ)に感じました。普段使いなら気にならないと思います。ちなみにスクリーンショットは無音で撮る設定が用意されています。
カメラにはAI機能が搭載されているらしく、ちゃんと自動で食べ物撮るときにフードモードになりました。まだカメラに関してはあまり使いこなせていないのでこの辺にしておきます。もっといろんなものを撮ってみたい!
ちなみに純正のカメラアプリでデフォルトでQRコードを読み取れます。
Zenfone 5 (ZE620KL)のゲームプレイ時の使用感について
AIブースト機能をONにし、ポケモンGOをプレイしてみましたが結構快適にプレイできています。レイドは初回は重たかったけど2回目以降は問題なし。多分初回はグラフィックとかのキャッシュがないから遅いのでしょう。都会のレイドみたいな人が集まりすぎる場所だと多少カクつきますが、プレイに支障はないです。
先述しましたが、Pokémon GO Plusはかなり安定して使えます。バックグラウンドや画面ロックにしておいても今のところ切断されていません。
それと、RAM6GBは伊達じゃないですね。バックグラウンドにしておいても全く落ちてないのでプレイの度に一々起動し直す必要がなく、かなりストレスフリー。これは世界が変わります!
ただやはり、画面がでかいとモンスターボールが投げにくいですね。結構スナップを効かせる必要があります。その点iPhone SEは楽でした。
あと、屋内でやってると定期的に「GPSの信号をさがしています(11)」が出るのが気になります。他の端末だとほとんど出ないのになぁ。設定がいけてないのだろうか。
ポケモンGOを長時間プレイ時のバッテリ持ちは特に他端末と変わらない普通レベルかなーと。そこを期待するならZenfone MAX系を選ぶと良さそうです。
モンストもやってみましたが、アスペクト比が対応していないのか、左右の端が若干見切れるので若干プレイに支障あるかもしれないです。具体的にはトップ画面のスタミナの文字のスの大半が隠れる程度見切れます。
あとAndroid全般に言えることですが、iOSと比べてゲージショットが早い気がします。そのせいでゲージミスが増えました。現在地の取得もAndroidはiOSに比べてかなり待たされますね。これはどうしてなんだろう。
モンストに関しては悪いところばかり書いてしまいましたが、動作に関してはもっさり感は全くなく快適そのものです。
重たいゲームをよくプレイするのであれば、上位モデルであるZenfone 5ZまたはiPhoneを選ぶのがよいでしょう。
Zenfone 5 (ZE620KL)に関してその他もろもろ
- novaはAndroid7.0止まりだったので、初Android8.0だったけど色々変わってて新鮮
- アプリのアイコンの長押しでアプリごとのショートカットが使えるのが便利になった
- AI充電はバッテリー寿命の延命効果に期待
- Androidの戻るボタンはやっぱ便利
- アプリ切替ボタンのダブルタップでアプリ即時切替できるのもすごく便利
- 画面をダブルタップでスリープ解除も便利
- ZenUIは結構気に入った、設定すれば未読バッチも使えるからよい
- 最初の頃は画面の最低明度がかなり明るすぎて困ってたけど、いつぞやの再起動のタイミングで直った
- ツインアプリ便利そうだけどまだ使えてない
- アプリのスマートグループ機能便利
- novaもそうだったが、USBTypeCはケーブルを差すときのストレスがなくてよい
- これに限らず、ASUS製端末は購入特典でGoogleドライブが100GB分、2年間無料で付いてくるのでかなりお得
Zenfone 5 (ZE620KL)の総評
amazonでクーポン適用で、52,785円で買いましたが、相当コスパの良さを感じました。
自分的にはデザインも機能もかなり気に入りました。買ってよかったです!他人にもおすすめできるスマホだと思います。
あとは、FeliCaが乗って防水になってくれれば完璧なんですけどね。FeliCa + DSDVのスマホってあるんだろうか?
まだ完全には使いこなせていないので、もっともっと使い込んでいきたいと思います。