サウナシュラン2022でノミネートされていたことをきっかけにして、ずっと行きたいと思っていた東京都三田にある「PARADISE」にようやく行くことができました。
革新的な良いサウナでしたので、感想などをご紹介いたします!
「PARADISE」の施設情報
施設名 | PARADISE |
住所 | 〒108-0014 東京都港区芝5丁目23−16 |
電話番号 | 03-6453-8720 |
公式サイト | https://paradise-mita.com |
定休日 | 年中無休 |
営業時間 | 24時間 ※清掃時間(am 03:00 - am 06:00)を除く 最終入館2:00 |
利用料金 | 一般入浴(平日):最初の30分 1,000円、以降10分ごと +250円 一般入浴(休日):最初の30分 1,100円、以降10分ごと +250円 個室サウナ:2時間コース(事前予約) 4,000円、店頭受付 一般入浴+1000円 |
特記事項 | 男性専用(毎月10日、20日、30日はレディースデイ)、タトゥーOK |
「PARADISE」へのアクセス
PARADISEがあるのは東京都港区。最寄駅はJRの田町駅もしくは都営地下鉄の三田駅で、そこから5分ほど歩くだけでついてしまう神立地です。
PARADISEの周辺は駅近なだけあり、飲み屋などの飲食店が立ち並んでいます。ととのった帰りにサ飯を食べて帰宅するのも自由自在です。
また、三田と言えば真っ先に思い浮かぶのは慶應義塾大学ですよね。三田キャンパスからもサクッと行けてしまう立地になっています。
「PARADISE」の利用方法
実際に利用してみて、PARADISEの利用方法は少々特殊だなぁと感じたので、流れを以下に記載しておきます。
PARADISEを利用するには、会員登録が必須となっています。
会員登録をせずに現地に行き、その場で実施することも可能ではありますが、事前に登録していくことをおすすめします。
鍵は木札となっています。
フロントの方から脱衣所ロッカーの鍵およびバッグに入ったバスタオルとフェイスタオルを受け取ります。
利用時間ごとに課金されるルールのため、精算は帰りに行います。
鍵に書かれた番号のロッカーを利用します。
ロッカーは初めてみるようなタイプだったので、開け方にちょっと戸惑いました。
鍵を差し込んだ後に取っ手を引っ張ると開けることが可能です。閉めるときは金具を押し込みます。
脱衣所から浴室まではすぐなので分かりやすいです。
一般的なサウナは1階の正面奥の扉にあります。サウナ入り口に向かって左手の方にあるのが水風呂で、右手は白湯となっていました。
階段を上がって2階は休憩所となっていて、ゆっくりととのうことが可能です。のれんの先には個室サウナがあります。
サウナを存分に楽しんだあとは、脱衣所で着替えてフロントまで戻ります。
ロッカーの鍵やタオル類は忘れずに持参してください。
帰りは脱衣所ロッカーの鍵とタオルの入ったバッグをフロントに返却し、精算します。
支払いは現金は不可でキャッシュレスオンリーなことに注意です。
その後下足ロッカーの木札を受け取ります。
お疲れさまでした。
現金は使用不可なので気をつけてください。
「PARADISE」のサウナ
PARADISEのサウナに実際入ってみて、思ったことは以下でした。
ゴザのサウナマットがおしゃれ
サウナ施設にままあるサウナマット。一般的にはビート板のような素材やタオル生地の素材が使われているのですが、PARADISEのそれはゴザになっています。
ゴザのサウナマットは初めて見ました。おしゃれですね。
テレビがなく、天井が低めのガチサウナ
PARADISEの共用サウナはテレビが設置されていないガチ仕様になっていました。
L字型の2段〜3段のサウナで、結構天井が低めなので熱効率の良いサウナです。国産の檜材が使われていて見た目にも美しく、針葉樹の香りもするとのこと。
床や段上にはマットが敷き詰められていて清潔です。
混んでたので温度計を見ることは叶いませんでしたが、サウナイキタイさんによると94℃とのこと。ちょうど良い温度ですね。
セルフロウリュが可能
PARADISEのサウナのストーブは昔ながらの遠赤外線のタイプではなく、サウナストーンのタイプだったのでロウリュが可能です。
ストーブのそばにはアロマの入ったバケットとラドルが置かれており、お客さんによるセルフロウリュが可能となっています。
ルールとしては1回のロウリュにつき2杯までで、実施後は砂時計を逆さまにするという流れで実施します。砂が落ち切ったらまたロウリュが可能です。
私の目の前でガッチリ体型のお兄さんがロウリュをしていたのですが、ロウリュ後は体感温度がグンと上昇して汗が吹き出してきます。
加えて、アロマの良い香りが充満してきて気分も爽やかになりました。スパイシーとフルーティが混ぜ合わさったような感じの香りでしたね。
マナーとして、セルフロウリュをする前には他のお客さんに「ロウリュして良いですか?」と聞くのが良いとされています。
3種類から選べる水風呂
PARADISEの水風呂は3つに分かれていました。
狭めの二つには温度計がついていて、12℃くらい。広めの水風呂は若干ぬるめで、上から滝のように水が落ちてくる箇所があるので頭の先までしっかり冷やすことが可能そうです。
私の行ったタイミングでは2桁の温度でしたが、公式ホームページによるとグルシンの水風呂というアピールがなされています。なかなか貴重な施設ですね。
休憩スペースが落ち着けて良い
階段で2階に上がったところに休憩スペースがあります。
椅子は左右それぞれに4つずつ設置されていて、ベンチも4台あるのでスペース的には十分。一応1階の中央にも座って休める場所もありますしね。
2階は床が畳になっているのが落ち着ける良いポイントでした。あんまりないですよね。
エリアの中央には銭湯絵ではなく、プロジェクタで動画が映し出されているのも新鮮な感じがしました。
椅子もよく見る白いととのい椅子ではなく、ハンモックみたいに線で支えるタイプの椅子になっていて快適でした。
椅子の良さを文章で使えるのが難しい…。とにかく行ってみてください!
「PARADISE」に実際に行ってみての感想
サウナが最高で行って良かった
サウナシュランにノミネートされるだけあり、PARADISEのサウナはすごく良かったです。
水風呂も冷たくて、外気浴こそないもののととのいスペースの質も高かったのでめちゃくちゃととのいました。
共用のサウナがあるだけではなく、個室サウナがあるのも良いですよね。私は個室サウナに行かなかったのですが、次行ったときは行ってみたいと思っています。
入るための心理的ハードルが高かった
行ってみての感想なのですが、まずは行くまでの心理的ハードルが結構高かったなぁという印象でした。
というのも、何度か店の前を通ったことがあるのですが、店員さんが結構イケイケな若者ばかりなのでどうしても入りにくいなぁ…と思って入店をやめたことがあったのです。
また、会員登録が必須なのも個人的には躊躇ポイントでした。
ただし、一度会員登録をして行ってしまえば2回目以降は行きやすいので良いんですけどね。
世界観が良い
PARADISEは世界観が面白いなぁと思います。
脱衣所のBGMは一般的なスパであれば静かなピアノ系BGMが流れてそうなもんですが、ここは落語?講談?が流れているのが衝撃的でした。加えてサウナマットや2Fの床に畳が使われており、洗い場の椅子と桶も綺麗な木でできているので実に日本的。
レトロモダンというか、和の良さと新しいものの良さを上手に融合させていて、植物の配置がパラダイス感もあって雰囲気がめちゃくちゃ好みでした。
合理的なシステム
PARADISEは従来型の温浴施設と比べて結構割り切ってるなぁと思いました。
見た感じサウナ施設に定番の食事処やマッサージ系の設備はなく、浴室内にはサウナ以外のものは白湯のみなので、サウナーにとって最低限に必要な要素だけを残して残りは削ぎ落としたような印象を持ちました。多分スペース上の都合などもあるのだとは思いますが、すごく合理的というか。
会員登録が必須で現金不可なのも、従来型温浴施設にありがちな会計待ちの混雑を防ぐためなのかなぁと思ったり。他にもマーケティング上の理由などもありそうですね。
料金体系は10分ごとに課金される形式なので、施設の回転を高めるのには一役買っていそうですが、利用者の視点からすると「早く出なきゃ!」ってなるのでなかなか落ち着けなかったです。というかそもそも休日に1時間滞在しただけで1,850円かかるのは割高だなぁと思ってしまいました。
土曜日の夜はかなり混雑していた
予想はしていましたが、やはり土曜日の20時〜21時台はかなり混んでいました。
客層としては10代後半〜20代の若者が8割くらいといった印象です。おそらく慶應大生と思われる二〜三人組が複数来ていてワイワイガヤガヤしていました。
タトゥーもおそらく許可されているようで、一回の滞在中に4人くらいタトゥーの入っている人を見かけました。外国人の方も来ておりグローバルを感じます。
お年寄りの方は見ませんでした。おそらく現金使用不可や会員登録が必須なところがハードルが高いのかな?と思います。その点はデジタルネイティブな若者世代の方が得意な分野ですね。
終わりに
そんなわけで憧れの「PARADISE」に初めて行ってみた感想をつらつらと書いてみました。
独自のルールがあるので、記事の中の利用方法の項目などは参考になる部分があるかと思います。
皆さんも是非とも行ってみてください!
とても良いサウナで、行けて良かったです!