Anker社のロボット掃除機「Eufy RoboVac 11」を3年以上使ってきたのですが、この度「Eufy RoboVac G30 Hybrid」に買い替えてみてしばらく使ってみたので、率直なレビューを皆さんにご紹介いたします。
掃除が嫌いな面倒くさがりな人に是非ともおすすめできるガジェットです。
Eufy RoboVac G30 Hybridとは?
まず「Eufy(ユーフィ)」というのは、スマホの周辺機器などでお馴染みの「Anker」の家電製品用のブランドだそうです。
3年以上前に最初にロボット掃除機を買おうと思った際に色々比較検討はしたのですが、当時からEufyの「HomeVac Duo」というコードレス掃除機を愛用していたため、ロボット掃除機もまたEufyを選ぶことにしました。当時からやはりロボット掃除機と言えばiRobot社の「ルンバ」だったんですけどね。
Eufy RoboVac G30 Hybridは簡単に言えば、自動で動きながらゴミを吸いこんで床を綺麗にしてくれる機能と、自動で動きながら床を水拭きしてくれる機能を両方兼ね備えたロボット掃除機です。だから"Hybrid"というわけですね。
センサーが付いているので障害物に激しく衝突したりだとか、高いところから落ちてしまったりすることはありません。Wi-fiを搭載することで部屋がマッピングされていくので、隅々まで満遍なく掃除してくれます。
また、スマホのアプリを使うことで、手動でEufy RoboVac G30 Hybridを操ることもできます。なんだかラジコンを動かしているみたいで楽しかったりします。
ロボットだったら操作が難しいのでは?と思う人もいるかもしれませんが、Eufy RoboVac G30 Hybrid本体の天板についているボタンのうちの1つを押す、ただそれだけで自動で部屋の掃除が行われます。スマホのアプリを使えば遠隔からでも掃除の開始が可能です。
また、掃除が終わればまた自動で充電ドッグに戻ってきて、勝手に充電モードになります。あとは本体を裏返してダスト容器を引き出して中身をゴミ箱にポイ、で終わりです。楽ちんですね!
Eufy RoboVac G30 Hybridの良いところ
抜群なコスパの良さ
ライバル機のルンバと比べた時のEufy RoboVac G30 Hybridのウリは、やはりお値段の安さにあると思います。
2022/01/16現在のAmazonでのお値段はなんと34,800円です。ルンバのi3は49,800円なので結構な値段差がありますし、ルンバの場合は水拭き専用のロボットのシリーズがあり、「ブラーバジェット m6」という機種であれば76,860円となっています。それを考えると圧倒的なコスパの良さだと思っています。
もちろん、安いからと言ってEufy RoboVac G30 Hybridが使えないわけでは決してありません。
上にも挙げたように、ロボット掃除機に求められる最低限の機能はほとんど揃っています。スケジュールで自動運転させる機能だってあります。そして外観もシックなガラス張りで綺麗で美しいです。
肝心な「床を綺麗にする能力」もかなり高いと感じます。初めてEufy RoboVac G30 Hybridを動かしたときは、ダスト容器にこんもり細かいほこりが取れてて正直ビビりました。あぁ、自分の部屋はこんなに汚かったんだなぁ…と思い知らされましたね。掃除後に足の裏で地面を踏んだ感触がなんかスベスベになるんですよ。
また、黒いカーペットも本当に綺麗になるので最高です。ルンバを使用したことがないので比較はできませんが、この値段でこんなに床が綺麗になるなら十分だと思います。
掃除に要する時間がかなり削減され、QOLが向上した
ロボット掃除機を買う意味、それはまさに掃除が面倒くさいから、掃除に時間を掛けたくないからですよね。
で、実際に使用してみてどうだったかというと、明らかに掃除に要する時間が減り、結果としてQOLが向上しました。
スマホアプリにより遠隔操作が可能になった
これは買い替え前の「Eufy RoboVac 11」との比較になるのですが、以前はロボット掃除機を動かすのに、いちいちロボット掃除機の天板のボタンを押しに行く必要があったのですが、「Eufy RoboVac G30 Hybrid」はWi-Fiに対応しているためスマホアプリから遠隔でロボットを実行できるので、これはすごく楽になった点でした。
スマホアプリから掃除実行の指示を出すと、Eufy RoboVac G30 Hybridが「掃除を開始します」と喋ってから動き出すので、そういうフィードバックがあるおかげでちゃんと命令が届いていることが分かって安心できるので良い点だと思います。
掃除終了時にも同様に喋って教えてくれます。わかりやすくて良いですね。
壁にぶつからなくなった
「Eufy RoboVac 11」は結構壁にガンガンぶつかりながら掃除をしていたのですが、「Eufy RoboVac G30 Hybrid」に変えてからはあまりぶつからなくなったので、動き回るロジックが賢くなっているんだなぁと感じます。進化してますね。
そのおかげで賃貸マンションでも壁を傷つけたりを心配することなく安心して動かせるのが良いところだと思います。
吸引力を選べるようになった
「Eufy RoboVac G30 Hybrid」はスマホアプリから、「標準」「ターボ」「最大」「BoostIQ」の中から吸引力を選ぶことが可能となっています。
「BoostIQ」は清掃面の環境に応じて、標準吸引またはターボ吸引に自動的に切り替わるモードです。自分はこれを使っています。
吸引力は音の大きさにも関わるので、夜間は「標準」として、昼間は「最大」で思いっきり清掃するなどを選ぶことができるようになったのは嬉しい点でした。
Eufy RoboVac G30 Hybridの不満なところ
動作音がうるさい
Eufy RoboVac G30 Hybridはルンバのようにゴミを吸いこんで床を綺麗にするタイプのロボット掃除機です。そのため仕方ないことなのでしょうが、普通の掃除機と同じくらいの動作音がします。
なので集合住宅にお住まいの場合は、夜間に動作させるのはどうしても近所迷惑になります。どうしても深夜に掃除しなければならないような方にはルンバタイプのロボット掃除機はおすすめしません。
また、昼間といえどEufy RoboVac G30 Hybridが動作中の部屋に居るのもなかなかストレスになると思います。そのためスケジュールで自動運転させる機能を使って自分の外出中に掃除させるのがいいと思います。
床を拭くタイプのロボット掃除機である「iRobot Braava」のほうが静音性の点では勝っています。
Eufy RoboVac G30 Hybrid用に部屋作りが必要
Eufy RoboVac G30 Hybridを最大限に動かすには、以下の条件が必要になってきます。
- フローリングの床
- 床になるべく物がない
- 床にケーブル類がない
- 軽くて薄いマット(ヨガマットとか)が敷かれていない
慣れないと、床に落ちていた物を巻き込んでEufy RoboVac G30 Hybridが機能停止したりとか、姿見を倒したりとか、部屋の木でできた段差が削られてしまったりとか、そういうトラブルが起こることがあります。
そういうことが起こらないよう、Eufy RoboVac G30 Hybridを動かす前に、部屋に置いてある物の配置をうまいこと変える、床に置いてあるものを片付けるなどしてあらかじめ部屋を整えておく必要があるのです。
一応Eufy RoboVac G30 Hybridには「境界線テープ」という、部屋に貼ってロボット掃除機の侵入を防ぐテープが付属してはいます。ですが、部屋の景観を損ねるし、賃貸なのでテープなどを貼りたくないというのもあって私は使うのは躊躇しています。
まぁ、床に物を置く習慣が無くなるっていうのはデメリットでなくメリットかもしれませんね。
水拭き機能を使うのが面倒くさい
Eufy RoboVac G30 Hybridの水拭き機能を使うには、本体に専用のアタッチメントを着けたり、水を入れたり、充電ステーションにもアタッチメントを着けなければいけないので面倒だなぁと感じて全く使っていません。
しかも、ウチには床にラグが敷かれているので、それをいちいち片づけてから動かすのも面倒ですしね。
あれ、それならばわざわざ「Hybrid」を選ぶ必要はなかったなぁと…Hybrid無しの「Anker Eufy RoboVac G30」であれば2022/01/16現在のAmazonでのお値段はまさかの26,800円だったのでだいぶ変わりますね。ちょっと後悔していますがまぁ大は小を兼ねるということで…
終わりに
掃除は結構めんどくさい上に時間も取られるものですが、Eufy RoboVac G30 Hybridなどのロボット掃除機を買うとそれらから解放されることになるのでおすすめです。かなりの時短になりました!正直もっと早く買えば良かったなぁと後悔しています。
掃除の頻度的には、自分は毎日Eufy RoboVac G30 Hybridを動かしてはいますが、1回で床が相当綺麗になるので週1とかでも良いかもしれませんね。
なお、長く愛用していると次第に愛着も湧いてきますので、そういう「ロボット入門機」的な意味合いでもおすすめかもしれません。余談ですが、複数のロボット掃除機を同時に動かすと譲り合いが発生して面白いですしね。