ワールドトリガーが面白い理由はトリオン体とベイルアウトがあるから

ワールドトリガーの魅力

皆さんは「ワールドトリガー」という漫画・アニメをご存じでしょうか?僕はただいまドハマり中です。

この記事では、僕の思うワールドトリガーの魅力について考察していこうと思います。

ネタバレは極力無いようにある程度ぼかして書いていきます。

ワールドトリガー(ワートリ)とは?

ワールドトリガーは、元々は「週刊少年ジャンプ」で連載されていた漫画であり、現在は「ジャンプスクエア」に移籍して月刊連載となっています。作者は「葦原大介」さんです。2021/03/21現在、単行本は23巻まで発売中です。

また、1stシーズン、2ndシーズンの2期に渡ってアニメ化もされていますね。Amazonプライムであればアニメが全話視聴可能です。

物語のあらすじはWikipediaから抜粋させていただきます。

28万人が住む「三門市」に、ある日突然異世界への「門(ゲート)」が開いた。門からは「近界民(ネイバー)」と呼ばれる怪物が現れ、地球上の兵器が効かない怪物達の侵攻に誰もが恐怖したが、謎の一団が現れ近界民を撃退する。一団は界境防衛機関「ボーダー」を名乗り、近界民に対する防衛体制を整えた。結果、依然として門からは近界民が出現するにも関わらず、三門市の人々は今日も普通の生活を続けていた。
門が初めて開いてから4年半が経過し、三門市にやってきた空閑遊真が、三雲修に出会う所から物語は始まる。

ワールドトリガーが面白い理由はトリオン体とベイルアウトがあるから

結論から申し上げますと、記事タイトルにも書きましたが、「トリオン体」と「ベイルアウト」という発明があるからこそワールドトリガーという作品が面白くなっていると感じるのです。

「トリオン体」とはいったいどういうことなのかと言いますと、作中の戦闘員は生身で戦うわけではなく、体が特殊な素材でできた体に「換装」された状態で戦うことになります。その間は生身は別の場所にあるという設定なため、敵の強力な攻撃を受けたとしても、換装状態が解けない限りは生身が傷つくことは一切ありません。

また、「ベイルアウト」は主に主人公たちの陣営「ボーダー」が開発した技術であり、敵の攻撃を受けてトリオン体が戦えなくなった瞬間に生身を安全な場所に転送するというものです。

これらの設定があるため、つまりは作中の主要なキャラクターは戦闘によって生身が傷つくことも死ぬこともないのです。まぁ、一部例外もあるんですけどね。

「ワールドトリガーは緊張感がない」は本当か?

さて、ワールドトリガーは戦闘の結果によって主要なキャラクターが死ぬことがないせいでよく「緊張感がない」と揶揄されているのを良く目にします。

その気持ちは分からなくもないですが、僕はそれでも緊張感を持ってワールドトリガーを読むことができています。

例えば集団戦が魅力の「ランク戦」などは、主人公たちの部隊に「B級2位以内に入る」という明確な目標があるため、無事に達成できるかどうかの視点でハラハラドキドキしていますし、強大な敵国が襲ってくる「大規模侵攻」ではネームドキャラクターこそ死ななくとも、敗北したら一般市民などにも被害がでてしまうためそういった意味での緊張感は普通にあります。

まぁそもそも他の漫画だって主人公陣営が死ぬ漫画ってあんまり多くないような気はしますしね。

「死なない」からこそ、集団戦の描写が面白い

「大規模侵攻」編ではある強力な「ブラックトリガー」を持った敵が襲いかかってくるのですが、その際にボーダー内の強くて人気のあるキャラが初見殺しにより敗北して、早期に戦線離脱してしまう場面があります。死によってキャラを消費せずともそういう描写が描けるのは、まさにキャラが死なないからこそだと思います。

その後、その初見殺しの内容はすぐボーダー内に情報共有されることになるのですが、それを元に未知の能力が一体どういうものなのかを解き明かしていくプロセスがすごく面白いなぁと感じています。なんというか、敗北が決して無駄にならずに後の勝利の伏線となるっていうのが良いんですよね。

また、「ランク戦」編においてもトリオン体の設定のおかげで気軽に体の損傷の表現を書くことが可能です。特に剣で斬り合うようなシーンなどは、他の作品であればせいぜい鍔迫り合いや体の表面に傷がつくくらいの描写に留まることが多いですが、ワールドトリガーの場合は体がスパスパ切れて断面が見えてしまうような描写を描けるおかげで、かなり説得力のある戦闘が表現できていると思います。

相手の足を切り落として機動力を奪ったり、欠損した部位を利用した戦術などがあったりするのはトリオン体のおかげで戦いの幅が広がっているなぁと感じさせるポイントだと思いますね。

そもそもこの作品は3-4人×3-4チームの集団戦をかなり緻密に描いている点では唯一無二の作品だと思います。他の作品では多対多と見せかけて実は1対1を連続して描いているだけのものも多いからです。

そして少年漫画にありがちな覚醒や根性論などで勝利するなんてことは皆無で、強いキャラは強いというシビアな世界観で、その中で魅力的な集団戦を描けていてすごいです。しかもキャラクターそれぞれがちゃんと独自に考えて動いている感もちゃんと出ているという。

緻密な設定もワールドトリガーの魅力の一つ

前に挙げた「トリオン体」「ベイルアウト」の設定もそうですが、この作品はとにかく設定がかなり練られています。そのおかげで漫画を読み返すたびにまた新たな発見があるんです。

試しにWikipediaを見ていただければその情報の重厚さを感じていただけるかと。

また、ファンブック的な「ワールドトリガー オフィシャルデータブック BORDER BRIEFING FILE」という冊子も販売されており、これまたすごいボリューム感の設定集となっています。僕ももちろん買いましたが、キャラクターそれぞれのパラメータとセットしているトリガーの情報が書かれているのが面白かったです。

この作品はキャラクター数もかなり多く、それぞれの個性もちゃんと設定されているので誰でもきっと推しキャラが見つかると思います。女性キャラはみんなかわいいですしね。

ちなみに僕は、16巻の第142話を読んでからは柿崎隊の箱推しです。

終わりに

色々書いてきましたが、ワールドトリガーはとにかく面白いのでとりあえず漫画の9巻まで読んでみてください。「遅効性SF。」というキャッチコピーに現れている通り、ある程度読み進めてもらえれば魅力に気づけると思います。

特にFPSゲームやサバゲーやシミュレーションゲームなどが好きな方は間違いなくハマるでしょう!