【ポケモンSV】タルップル軸マイナー構築の育成論【シングルS1】

ポケモンSVのタルップル
ポケモンSVのタルップル

2022/11/18に発売となった「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」、皆さんは楽しんでおられますでしょうか?私はもちろん発売日に購入し、ストーリーをクリアしてシングルのランクバトル(ランクマ)に潜ってみました。

結論から言うと見た目が大好きな剣盾からの推しポケである、「タルップル」を軸としたサイクル構築でマスターボール級に上がれたので、そのときの構築や育成論などを紹介していこうと思います!

目次

ポケモンSV シングルランクバトル シーズン1の戦績

いっぱい負けましたが、ポケモンSVのシーズン1が開始された2022/12/2から二日間でマスターボール級に上がれたので満足です。

シーズン1は、パルデア地方の図鑑からパラドックス、準伝説、伝説のポケモンが除外された環境になります。

順位はマスターボール級に上がった瞬間の順位で、最終順位ではないです。

階級:マスターボール級

上がったときの順位:3173位

対戦回数:68

WIN:36

LOSE:32

ちなみに、のちにダブルバトルのほうでもマスターボール級に上がることができ、そのときのパーティ構成も以下で紹介していますのでよろしければ。ダブルのほうはアップリューを軸にしています。

タルップル軸シングルバトル用パーティ紹介

それではパーティの紹介です。1匹1匹の詳細を順番に解説していきます。

  1. タルップル
  2. ドータクン
  3. カラミンゴ
  4. ストリンダー
  5. ラウドボーン
  6. マリルリ

①タルップル

タルップル

性格:のんき

特性:あついしぼう

テラスタイプ:くさ

持ち物:ゴツゴツメット

努力値:H252 B252 D4

技構成:りんごさん / ボディプレス / ドラゴンテール / てっぺき

剣盾時代でも好きすぎて通常色をフレンドボールに入れて育成していたのですが、SVでは野生のカジッチュの色違いをフレンドボールで捕まえて育成しました。頭のヘルメット部分が通常は赤色のところ緑色なので、青りんごみたいでかわいいです。

タルップルの種族値はHPが110で高く、防御も80でそこそこあるため、役割としては「物理受け」をしてもらうことにしました。

特性は一族の専用特性である「じゅくせい」を使ってあげたかったのですが、今回は「あついしぼう」を選択。これにより4倍弱点のこおりが2倍にまで抑えられます。

テラスタイプを「くさ」にしている理由としては3つあります。

1つ目はドラゴンタイプを消したかったという点。ドラゴンタイプは耐性としては結構優秀なのですが、環境に多いドラゴンたちや、ミミッキュの「じゃれつく」や、セグレイブなどのこおり技に弱点を突かれてしまうのが難点なので、それらを相手にするときはテラスタル化して戦っていました。これと「あついしぼう」のおかげでこおりも等倍にまでなりますしね。

2つ目は環境に蔓延しているキノガッサ対策。まぁ、くさは元々持っているのでテラスタルをしなければ良いのですが、ドラゴンを消して他のポケモンを相手にしながらもついでにキノガッサも見れるというのがポイント。ドラゴンやフェアリーやこおりを相手にするならテラスタルはがねのほうが実は良いのですが、それだとキノガッサのかくとうに弱くなってしまうんですよね。あと「キノコのほうし」も食らってしまうので。

3つ目は専用技「りんごさん」を威力2倍で撃つためです。実はタルップルのとくこうの種族値は100で高め。なので努力値無振りだったとしてもそこそこのダメージが出ます。しかも相手のとくぼうを100%でダウンさせるという…なので物理受けといえど攻撃面も馬鹿にできません。

役割対象としては以下です。

ミミッキュ、キノガッサ、カイリュー、ガブリアス、セグレイブ、ヘイラッシャ、カバルドン、ウォッシュロトム、バンギラス、パルシェン、ギャラドス、イルカマン、ウェーニバル、マリルリ

テラスタル前提ではありますが、特に環境に多いミミッキュ、キノガッサ、セグレイブ、ガブリアス、カイリュー辺りをボコボコにできるのが強みだと思います。こう見ると好きなポケモンという理由で採用したのに意外と環境に刺さってる…?対面したことはないのですが恐らくマリルリにも強くいけそう。

役割対象と対面したらまずは「てっぺき」を1回積みます。あとは「りんごさん」や「ボディプレス」で殴っていくのが基本戦術。鈍足かつ回復手段が無いので流石に2回以上積む余裕はなかなか無いです。特にミミッキュなんかは「ゴツゴツメット」と自身の持つ「いのちのたま」で勝手に削れていくので楽しい。

ナメて積んでくる相手にはSVから新規取得した「ドラゴンテール」をお見舞いします。これが意外と読まれなくて強く、「のどスプレー」を消費後のラウドボーンや「ちょうのまい」積みのウルガモスなどにダメージを与えつつ流せるのがGoodでした。「ステルスロック」を撒いた後であればガンガン削れますしね。あと、ドラテは相手の選出を3体全て見れるという点も強くて、おかげで裏のストリンダーのどの技でこだわるべきかを決められる点も偉いと思っています。

物理以外でもウォッシュロトムからは有効打をもらうことは無いので「てっぺき」の起点にするも良し、「りんごさん」で大ダメージを与えるも良しです。

環境に多いキョジオーンにも「りんごさん」で強く出られるかな…?と思ったのですが、まず確実にテラスタイプを変えられて等倍以下にされてしまうので「しおづけ」からの「じこさいせい」連打でやられてしまうことが多くてうーんでした…こちらに回復手段が無いことが辛いです。こちらも「じこさいせい」か「やどりぎのタネ」を入れれば勝てそうですが技スペースが無いので「ドラゴンテール」との選択ですかね。

他にも採用しようか迷った技としては「ふいうち」とか「りゅうせいぐん」とか「ジャイロボール」とかがありましたが今回は見送り。いや~技スペースがきつすぎです…

↓剣盾のときの育成論ですが合わせて以下もどうぞ。

②ドータクン

ドータクン

性格:なまいき

特性:ふゆう

テラスタイプ:はがね

持ち物:たべのこし

努力値:H252 D252 B4

技構成:ジャイロボール / ナイトヘッド / ステルスロック / リフレクター

タルップルの相方枠としては、今回はドータクンを採用することにしました。タルップルとの相性補完もそこそこ良いのですが、それよりも大きな理由があり、グレンアルマの進化アイテムが欲しくてドータクンの大量発生で狩りまくっていたらたまたま色違いが出たからになります。

こちらは「特殊受け 兼 サポーター」の役割として育成。特性は「ふゆう」なので弱点がかなり少なく耐性も多いため、有利な相手に繰り出して「ステルスロック」を撒いて「リフレクター」を貼りつつ退場なり相手を倒すなりが役割となります。

環境にやたらと多いゴーストとあく(ほぼマスカーニャ)対策として、テラスタイプは「はがね」にしてエスパーを消しつつ「ジャイロボール」を強化することにしていました。タルップルと同じ発想ですね。テラスタイプノーマルでゴーストを無効化しても良いのですが肝心のはがねの良耐性が失われてしまうので悩ましいところ。そもそもサポーターにテラスタルを切るのはもったいないという思いもあります。

持ち物は初めはキョジオーンの「しおづけ」対策として「おんみつマント」を持たせていて、確かに役立ったこともあったのですが、結局相手の「ボディプレス」に押し負けてしまったのでもうキョジオーンは諦めることにして少しでもサイクルを長持ちさせるための「たべのこし」に。

ドータクンは何気にぼうぎょの種族値も116で高めなので、「リフレクター」を貼れば物理アタッカーにも強く出れるのも良かったです。マスカーニャの「はたきおとす」も3耐えくらいできるし、「からをやぶる」したパルシェンもへっちゃらでした。確かパルシェンは今作で新たに「ドリルライナー」を習得していますが、「ふゆう」のおかげで当たりません。飛んでるはがねは偉い

エスパータイプということもあり技の種類が豊富すぎてどれを採用するか迷うのですが、結局「ジャイロボール」と「ナイトヘッド」の2ウェポンにすることに。「ナイトヘッド」一本にすることも考えましたが、ノーマルに無効化されて手も足も出なくなって詰みでは困るので…。

ドータクンは初手「ちょうはつ」されることが非常に多いので、「ちょうはつ」持ち相手にはもうステロを撒くのは諦めて初手からガンガン殴っていくのもそれはそれで有効でした。ナメて積まれても1~2回であれば「リフレクター」でごまかせますし、「ナイトヘッド」は確定で50ダメージを与える技なので相手もあんまり悠長はできません。

明確な役割対象としては以下ですが、優秀な耐性のおかげで相手全般に対して薄っすらと強いというのがドータクンの特徴かも。カイリューについては、事前にステロを撒いておくことで「マルチスケイル」を潰すことができるという意味で挙げています。「しんそく」も半減で受けられますしね。

キラフロル、ニンフィア、クエスパトラ、カバルドン、パルシェン、オーロンゲ、カイリュー

③カラミンゴ

カラミンゴ

性格:いじっぱり

特性:きもったま

テラスタイプ:かくとう

持ち物:きあいのタスキ

努力値:A252 S252 B4

技構成:インファイト / ブレイブバード / フェイント / つるぎのまい

タルップルとドータクン、両方が苦手としていて環境のTier1に位置するのがサーフゴー。こいつが厄介で、当たったほぼ全パーティに入っており、ほぼ確実に選出されてきました。それに対して採用したのがこのカラミンゴです。

役割としては「物理アタッカー」。サーフゴー、ドラパルト、ミミッキュ、ラウドボーンが率いるこの大ゴースト時代において、特性の「きもったま」はガン刺さりしています。フェアリー持ちのミミッキュはともかく、はがね持ちのサーフゴーには「インファイト」で確1を取れるので、カラミンゴはサーフゴー対策として超おススメですよ。ほぼ毎試合活躍してくれました。

ということで役割対象は以下です。

サーフゴー、ミミッキュ、キョジオーン、キノガッサ、モロバレル、バンギラス、パルシェン、ラウドボーン、サザンドラ、ジバコイル、セグレイブ、ドドゲザン、ウルガモス、ミミズズ、カイリュー

動きとしては2番目か3番目に出て、かくとうとひこうの広い技範囲で相手を一掃して勝利に導くのが仕事となります。

相手のステロは「きあいのタスキ」が潰れてしまってしんどいので撒かれそうなタイミングで着地させるなどで一応は回避できますが、こちらに「ちょうはつ」持ちがいないため諦めることが多いです。

ブレイブバード」はタスキとの相性がすこぶる悪いので何とかしたいのですが、他に良い技が…。キノガッサやモロバレルやウルガモスを倒すのに役立つので外せません。「ゴッドバード」もロマンがあって面白そうなんですけどね。

耐久方面は紙に近いので、テラスタイプは「かくとう」にして「インファイト」に全てを懸けています。なのでタルップルとドータクンは相手のHPをインファイト圏内に入れるのが仕事とも言えます。だからこそドラテやステロは有用。

「きもったま」のおかげで無効化されないので安心して「インファイト」を撃てるというのがかなり大きいです。半減されても連打してそのまま押し切れることも…。

相手のタスキに対しては「フェイント」がめちゃくちゃ強いです。実は「フェイント」の優先度は+2なので他の先制技より早く撃てます。カイリューよりすばやさが高いので「しんそく」よりも早く撃てるというのもめちゃくちゃでかく、これによって勝てた試合もありました。そしてこれも「きもったま」が乗るのでゴーストも怖くないという…強い。

ちなみに、「きもったま」には相手の「いかく」を無効化する効果もあり、物理アタッカーのカラミンゴとは相性抜群。おかげでギャラドスにも強く出られました。

つるぎのまい」は普通のパーティに対してはほぼ使う機会が無いのですが、受けループのドヒドイデを1回積んで「ブレイブバード」で突破したり、キョジオーンより先に積んで「インファイト」で突破したりするために必要です。キョジオーンはゴーストにテラスタイプ変更されることが多いので等倍にはなってしまいますが、相手の「てっぺき」よりも早く積むことができれば勝機があります。

一度、かくとうテラスカラミンゴ vs ゴーストテラスキョジオーンの場面で、先に「てっぺき」を3積みされてから、3積み「インファイト」を急所に当てて勝てたことがあったので最後まで諦めないことが大事です。

④ストリンダー

ストリンダー

性格:おくびょう

特性:パンクロック

テラスタイプ:ノーマル

持ち物:こだわりスカーフ

努力値:C252 S252 H4

技構成:ばくおんぱ / オーバードライブ / ヘドロばくだん / ボルトチェンジ

ストリンダーの採用理由としては、このパルデア環境でテラスタルを上手く扱える既存ポケモンがいないかなぁと探している内に「ノーマル」テラスタルでタイプ一致「ばくおんぱ」が撃てるの強くね?となったので試してみたいという思いからです。

実際試してみたのですが、環境にゴーストが多すぎて撃つの勇気が要りすぎるな…という感想に終わりました。確かに「パンクロック」の1.3倍補正 + テラスタルの1.5倍補正を元威力140の「ばくおんぱ」に乗せるのはロマン砲ではあるのですがね。「こだわりスカーフ」のせいでサーフゴーあたりにすかされたあとに引くしかなくなるのがしんどかったです。

ではストリンダーは弱いのか?というと全然そういうことではなく。

そもそもテラスタル無しで「ばくおんぱ」を撃っても十分強いので、スーパーボール級らへん以降ではテラスタルはタルップルかカラミンゴに任せることが多くなりました。一応テラスタルノーマルになることで4倍弱点のじめん技を等倍にできたり、ゴースト技をすかしたりの副次的効果もあるので、状況次第では有用なのですがね。

役割としては「特殊アタッカー」で、スカーフのおかげで先発に来る大体のポケモンの上から「ボルトチェンジ」ができるのはなかなか良かったです。ありがちなパターンとして、初手ウォッシュロトムにはボルチェンしてタルップルで相手のボルチェンを受けたり、初手キラフロルにはボルチェンしてドータクンで「だいちのちから」をすかしたりとか。

環境にじめんタイプがガブリアスとカバルドンとドオーくらいしかいなく、それらが一匹も入っていないパーティがかなり多かったので、「オーバードライブ」や「ボルトチェンジ」の無効化を恐れることなく撃てることが多いのが刺さってるなぁと感じました。半減されるくさタイプやでんきタイプもあんまりいないですし。とはいえ目の前のポケモンが急にじめんテラスタルしてくることもあるので油断は禁物ですけどね。

開幕ストリンダー vs ニンフィア対面でじめんテラスタルされてボルチェン無効でそのまま「テラバースト」で落とされたときは絶望しました…。(試合には勝てたけど)

ヘドロばくだん」についてもスカーフで上からマスカーニャにぶち当てれば倒せるので有用でした。タスキで耐えられてしまったけど、30%の毒を引けてそのままKOできたこともあったなぁ。

明確な役割対象としては以下ですが、それに限らずにボルチェンやタルップルやドータクンで薄く全員を削ってから「ばくおんぱ」か「オーバードライブ」で全抜きしていくのが主な役割でした。そもそも環境にでんきが薄っすら刺さっているので。通りはいいけど弱点が付ける対象も少ないという意味で「薄っすら」です。

マリルリ、ヘイラッシャ、イルカマン、ギャラドス、マスカーニャ、ニンフィア(ハイパーボイス半減)、ラウドボーン(フレアソング半減)

ちなみに、特性「パンクロック」の効果で音技を半減で受けられるので、ラウドボーンの「フレアソング」やニンフィアの「ハイパーボイス」に強いです。

ストリンダーのメインウエポン「ばくおんぱ」「オーバードライブ」は音技です。利点としてみがわりをすり抜けて攻撃できるというのがあるのですが、裏を返せばみがわりを壊すことができないとも言えるので注意です。ミミズズの「しっぽきり」に対してストリンダーでみがわりを壊して後ろのカラミンゴでぶち抜いて勝とうというプランがこれのせいで失敗に終わったことがありました…。

⑤ラウドボーン

ラウドボーン

性格:ひかえめ

特性:てんねん

テラスタイプ:ほのお

持ち物:とつげきチョッキ

努力値:H252 C252 S4

技構成:フレアソング / シャドーボール / バークアウト / ニトロチャージ

ラウドボーンは、上の4体との相性補完が良かったのと、何より最初に選んだ相棒なので構築に組み込んでみました。実際に、校長からもらった個体をわざわざ木の実で努力値下げして使っています。

型は「特殊受け寄り特殊アタッカー」みたいな感じにしてみましたが、ミラーに強く出られた点が良かったです。

と言っても実際は殆ど選出せず見せポケ状態でした。というのも、環境にラウドボーンより早いゴースト、あくが蔓延していてしんどそうだったので…。相性有利だったはずのマスカーニャには、あく技でボコボコにされてくさタイプを「へんげんじざい」で無くされてしまうし。今後環境が移り変わっていけば日の目を見ることがありそうなポケモンです。

動きとしては「とつげきチョッキ」でサイクル寄りに動けたらなぁとは思ってたのですが実際は弱点を突かれまくりでなかなか難しい。「フレアソング」と「ニトロチャージ」を積みまくったら理論上は強いと思うんですけどね。

特性が「てんねん」ということもあり「おにび」などを駆使して受けに特化するのもありかもしれませんが、とくこうに振っておいたおかげで「ほのお」テラスタルと合わせてクレベースに勝てたこともあったのでうーむ、悩ましいものです。

⑥マリルリ

マリルリ

性格:いじっぱり

特性:ちからもち

テラスタイプ:みず

持ち物:オボンのみ

努力値:H228 A252 B12 D12 S4

技構成:アクアブレイク / じゃれつく / アクアジェット / はらだいこ

6枠目は昔からの相棒であるマリルリをチョイスしてみました。確か第四世代か第五世代のときに最初にガチ対戦向けに育成したのがマリルリだったという遠い記憶が…。今作では水上に出現するときに身体としっぽがプカプカ浮いているのがかわいくて思わず色違い厳選をしてしまいました。体色が黄色になるのがめっちゃ良いです。

型は古き良き(?)「はらだいこ型」にしているので、キョジオーンも一撃でぶち抜けて爽快でした。一瞬で6段階上昇できるので、たまにいる壁構築に対するカウンターとしても有効。

しかし育成したはいいものの、そもそも環境にじめんやいわやほのおが多くなくて、フェアリーでドラゴンに弱点を突こうにもほぼ確実にテラスタルしてくるのであんまり選出することはありませんでした。お!刺さってる!と思って選出したらまさかの「ちょすい」ドオーだったこともあったなぁ…。こちらもラウドボーン同様、今後の環境の変遷に期待です。

このパーティの戦術について

ここまでパーティの6体の詳細を紹介してきましたが、実際にはタルップル、ドータクン、カラミンゴ、ストリンダーの4体をメインで選出していました。残りの2体はほぼ選出していません。というのも、各ポケモンの詳細のところで書いた理由のためこのSVシーズン1の環境ではラウドボーンとマリルリは刺さりにくいなぁと感じたからです。

この4体のうち、マスターボール級に上がるまでに1回だけ相手パーティにストリンダーがいるのを見ただけで、残りの3体は自分しかパーティに入れていなかったので「マイナー構築」と言えるのではないでしょうか。

選出パターンとしては、相手のパーティにサーフゴーがいる場合はほぼ間違いなく選出されてくるのでカラミンゴを選び、相手に地面がいなければストリンダーを選び、あとはタルップルとドータクンで残りを埋めるという感じ。

戦術としては開幕はドータクンでステロを撒く、もしくはストリンダーでボルチェンするかのほぼ2択で、そこから有利な相手に交代しながら戦っていき、最後はストリンダーかカラミンゴで全抜きしていく感じが多かったです。なのでパーティ構築の種類としては「サイクル構築」に該当するでしょうか。

相手の選出によってはタルップルだけで相手を詰ませて3タテ、なんてこともそこそこありました。環境にひこうやどくやむしが少なく、ほのおとこおりは「あついしぼう」で半減できるのでくさテラスタイプのタルップルが刺さっている環境だと思います。

ちなみに、受けループに当たった時はカラミンゴとラッキーを対面させて「つるぎのまい」をし、受けに出てきたドヒドイデに「ブレイブバード」を当てて倒し、残りのラッキーとブラッキーを「インファイト」で倒して3タテで勝てましたので参考までに。

ポケモンSVのシングルバトルのランクマでマスボ級に上がってみての感想

前回の剣盾の時同様、推しポケモンである「タルップル」軸のパーティでマスターボール級に上がれたので大満足です。楽しかった!

新ポケモンの性能やテラスタルに慣れていない序盤の頃はだいぶ負けがこんでしまいましたが、ハイパーボール級からマスターボール級までは無敗で上がれたりと段々勝率が上がっていく過程が成長を感じられて面白かったです。その意味ではポケモンのランクマは知識を競うスポーツとも言えるし、経験を基にした詰め将棋的でもあるのかなぁと思います。

今作から導入された「テラスタル」という要素は「メガシンカ」「ダイマックス」と違って特定のポケモンを優遇するものではなくてパターンも無限大なので面白い要素だと思います。試合中最後まで気が抜けないというハラハラドキドキ感がありますしね。

バトル施設が廃止されてしまったせいで好きなBGMが聞けるのがこの場くらいしかないので、その意味でも楽しめました。毎作そうですが、BGMが良いですね。特にマジボス戦が好みです。まさかのハードコア…!

余談ですが、タルップルは連れ歩きがかわいいのでおススメです。この記事が少しでもタルップル推しの方の参考になれば幸いです!

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