【実例紹介】アラサー独身男性がサイドFIREへの計画を立ててみた

進捗のグラフ

ここ数年で一気に広まったFIREムーブメントですが、アラサーの独身男性である私がFIREに至るまでにはどうしたらいいかを考えてみることにしました。

目次

FIREをするのにいくら必要なのか?

では実際にFIREをするにあたり、毎月いくら稼ぐことができれば達成できるのでしょうか?

これの計算に役立つのが、FIREブームに火をつけることになった書籍、「FIRE 最強の早期リタイヤ術」で紹介されている「4%ルール」です。

4%ルールに基づけば、まず1年間に必要な生活費を計算し、それを25倍した額が毎年4%で資産運用するにあたって最低限必要な額、つまりFIREを達成するのに必要な額となります。

まずは1年間に必要な生活費を計算する

私は面倒くさがり屋なので厳密な家計簿は付けていないのですが、「マネーフォワード」というアプリを使っているため、現金以外の手段で支払った支出が自動で計算されています。

その支出には毎月投資に回している額も含まれてしまっているため、その分を除いた額の直近3カ月の平均は大体25万円/月くらいでした。年間に直すと300万円ですね。

うーん、改めて計算してみると結構お金を使っていますね…

今は自炊を一切しておらず外食オンリーなため、それを自炊に変えれば節約になりそうですし、もっと安い部屋に引っ越せば生活費を下げる余地はあります…が、一旦現状のままで計算してみることにしました。

4%で運用した場合のFIREに最低限必要な資産額を計算する

では、年間に必要な生活費300万円に25を掛けてみます。計算結果は7,500万円となりました。

うーん…7,500万円を貯めるまでに一体何十年かかるやら…

仮に0円からスタートし、毎年500万円ものハイペースで貯めていったとしても丸15年も掛かります。アラサー時点からするとまぁ一応早期リタイヤとは言えなくもないですが…できればもっと早くFIREしたいなぁと思います。

では、どうすれば良いのでしょうか?

どのFIREの種類を選ぶべきか?

FIREといっても厳密には色々種類があるようで、完全に仕事をリタイヤする「FIRE」もあれば、投資などの収入を程々に得つつ、足りない分は自分の好きな仕事をして補っていくというような「サイドFIRE」という生き方もあるとのことです。

良く言われるサイドFIREのメリットとしては、仕事をし続けるということで社会的接点を持ち続けられることが挙げられています。

そもそもFIREできるということはつまりFI(=経済的自立)が達成されているということなので、結局わざわざRE(=早期退職)をせず、働き続けても良いのですよね。つまりサイドFIREよりもFIREができるに越したことはないとは思うのですが、やはりサイドFIREはFIREよりもより少ない資産でFIREできるという点が魅力的ですよね。

現実的に、私は現在保有している資産があまり多くないし、上で計算したように15年も掛けたくはないためサイドFIREを目指すということに決めました。

サイドFIREで月15万円だけ労働で稼ぐという選択肢

では、毎月必要な25万円のうち、労働で15万円を稼ぎ、残りの10万円を投資で稼ぐとしたらどうでしょうか。

この場合はつまり毎年120万円を投資で稼げれば良いということなので、25を掛けると3,000万円となり、毎年500万円くらい貯められたなら今ある資産を含めると5年くらい働けば済みます。これなら結構早期リタイアと呼べそうかなぁと。

一方、月15万円を稼ぐだけでいいとなれば、そこそこな社会人経験を積んできた今となっては、下手したら週に1~2日くらい働くくらいだけでも達成できそうな気がします。浮いた時間で副業や事業を育てていったり、余暇を思いっきり楽しんだりできそうで、想像しただけでもワクワクしてきます。

しかも、このブログでも一応毎月収益がちゃんと出ていまして、今ではあまり記事作成に時間を掛けなくてもそこそこお金が得られるという半不労所得のような状態になっているので、それを加味すると更に労働時間が少なくて済みそうです。ブログ執筆作業は会社勤めと比べると段違いでストレスフリーで作業ができるので、浮いた時間でブログを更に育てるのもアリですしね。

あとは、細々とやっているビットコインマイニングも足しになるかもなぁと。やっといて良かったです。

サイドFIREをする上で心配なこと

でもやっぱりサイドFIREをするとなったときに色んな不安があります。

社会的信用は?

今はとある会社の正社員として働いているため、一応ある程度までローンは通るでしょうし、クレジットカードなどの審査も問題は無いでしょう。

それがいざ実際に週1~2日しか働かないことになったとして、社会的信用はどこまで保たれるものなのでしょうか。

もしどこかの正社員という身分のままでいられるのであれば特段問題はなさそうですよね。ただ、フリーランスや自営業、アルバイトなどになった場合には社会的信用は大きく落ちてしまうことになるのかなぁと。

また、週に1~2日しか働かない自分を見て、家族や友人や近所の人などはどう思うか?なんかも気になってしまったりします…

キャリアは?

また、週1~2日の労働はちゃんとキャリアとして認められるのかどうかも気になります。

私は転職の経験があるのですが、職務経歴書には確か職歴ごとに期間を書く欄はありましたが、出社頻度については書く欄が無かったような気がします。つまりこれも同様に、どこかの正社員であれば表面上はいかようにもなるのかなぁと。

もしキャリアが認められるのであれば、またフルタイムで働きたくなった場合にいつでも戻ることができるという選択肢を持てるようになると思います。これは金銭的にも精神的にもすごく大きいと思います。

ただもちろん、フルタイムで働く同年代と比べると、働いている時間が少ない分得られるスキルも少なくなると思うので、例えばその分を余暇の勉強や副業などで補っていく必要がある場合もありそうです。

健康は?

何気に健康面の懸念もあります。

サイドFIREによって長時間労働やストレスから解放されることにはなりますが、一方で、通勤などは良い運動になってはいたので、余暇が増えてしまうと根っからの引きこもり体質の私は堕落してしまわないかが心配です…

例えば運動不足になりすぎて生活習慣病やメンタルの病にならないかが不安になってしまいます。意識して散歩やジム通いなどを予定に取り入れる必要がありそうだなぁと思いました。

結婚、病気、事故などで出費が増えたら?

今は結婚願望は無いのですが、もし誰かと結婚するとなった場合は出費が増えることになるかもしれません。子供ができたとしたらなおさらです。

いきなり病気になったり、事故にあったりしないとも限りません。まぁ健康保険があるので医療費が高額になりすぎることはないにせよ、その間働けないとなるとお金が足りなくなってしまう危険性があります。

これらの心配事をなくそうとするのであれば、十分な貯金を用意したうえでFIREするなどになりそうです。

投資で4%稼げなくなったら?

仮に投資で4%稼げなくなってしまった場合、これも不安の種ですね。

これに関しては、もうすでに米国ETFの定期積立を行っていて今3年目なのですが、米国株が不調な今でも評価損益が+23.35%という結構な益になっていますし、これに加えて分配金ももらえているのでまぁ大丈夫かなぁと楽観視しています。

今までも長期的に見れば世界経済は成長を続けていますので、今後もこれが続いていくことを信じたいです。

終わりに

アラサー独身男性が、今流行りのサイドFIREを目指すべく計画を立ててみました。

今の仕事については、以下のような不満があります。

  • 長時間労働したくない
  • 満員電車に乗りたくない
  • スーツを着たくない
  • 嫌な人間と働きたくない
  • 単純作業をしたくない
  • 早起きしたくない
  • 上司に1から10まで命令されたくない

サイドFIREを実現できれば、これらからほぼ開放されることになるためかなりストレスフリーな生活を送れるようになり、更には余暇に使えるような時間が沢山できることになるので、今からその未来を想像してワクワクです。

とりあえずは後5年ほど今の仕事を頑張ればいいと分かったのは大きいなぁと。加えて副業や節約なども頑張ることで更にサイドFIREまでが加速するということも分かったので、着実に色々頑張っていきたいと思います!

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