FF14にて零式に挑もうとしている初心者さんに向けて、気を付けるべき点などをご紹介していきます!
この記事では零式についての実践的な解説をしていきます。是非とも参考にしてみてください!
①準備編の記事は以下を参照してください。

パーティを組む
最適なパーティ構成とは?
まずは最適なパーティ構成を知っておきましょう。
最適なパーティ構成は最低限、以下を満たすようなパーティです。
- タンク、ヒーラー、メレー、レンジ、キャスターがそれぞれ最低一名以上存在する
- ジョブの被りがない
まず一つ目の理由としましては、FF14には「パーティボーナス」というシステムがあるからです。意外とベテランでも存在を知らない人もいるようですね。
パーティボーナスの効果は以下の通りです。
つまりバランスの良いパーティを組めばパーティメンバー全員の火力とHPが上がるということです。
たまに「練習パーティなのでDPSの構成は自由」みたいな募集があり、例えばメレーがいないのに出発したりなんてことがありますが、あまりおすすめできないです。
何故かというと、HPが普段より低い状態となり、HP回復や軽減の練習になりにくいためですね。
次に二つ目の理由ですが、ジョブに被りがあるとLBが溜まりにくいというペナルティがあるからです。LBが重要になってくる高難易度コンテンツでは不利になります。
固定か半固定か野良か
- 固定:その名の通り、決められた目標を達成するまでは固定のメンバー8人で攻略を行う方法を指しています。
- 半固定:7人以下のメンバーで固定を組み、残りのメンバーは野良で補充する方法です。
- 野良:パーティ募集やレイドファインダーで知らない人とパーティを組んで攻略を行う方法を指しています。
自分は半固定と野良の経験がありますが、半固定の場合はシナジーや軽減やヒールワークの打ち合わせがしやすく、野良の場合よりスムーズに攻略が進んでいる感覚がありました。あとは仲良しメンバーだったので純粋にコミュニケーションが楽しかったです。
野良は野良で余計なしがらみ無しで攻略に専念できるというメリットはあります。自分のペースでプレイできるのもメリットですね。それと一期一会の出会いもなかなか面白くて良かったです。
野良の場合、慣れないうちはパーティ募集機能で他人の募集に参加して行くのをおススメします。募集文を読むことでパーティに入る前からある程度やることがわかるため、準備ができるからですね。慣れてきたら自分でパーティ募集をしてみたり、レイドファインダーを使ってみるのもいいと思います。
パーティ募集文の見方
零式のパーティ募集文には色々な単語が並んでいますが、意味が分からない単語も結構あると思います。自分も最初はそうでした。
まずはパーティの目的から。
- 練習:ギミックの練習を目的としたパーティ。クリアが見えてきた場合を除き、薬は基本的には不要。
- クリ目、コン目:ギミックをほぼ攻略できるようになって、クリアできるかどうかに挑戦するパーティ。薬は使いましょう。
- 消化:既に前の週以前にクリア済みの人が、今週分のクリア報酬を得ることを目的としたパーティ。
- 通し:同じメンバーで複数の層を連続して消化するパーティ。
- 断章目的:クリア時の宝箱が不要で、クリアのみを目的としたパーティ。今週の報酬を獲得済みの人にお手伝いとして入ってもらいたい意図がある。
- 詰め:クリア時の報酬が目的というわけではなく、火力の練度上げもしくは火力のスコアアタックを目的としたパーティ。慣れないうちは入らないほうがいいです。
次はロットルールの用語です。
- ロットフリー、フリロ:出た宝箱に自由にロット可能なルール。純粋に運勝負となり、一度に複数個の報酬を得られる場合もあれば、一つも手に入らない場合もある。
- 取り抜け:出た宝箱に対し、募集主の指定した順に1個ずつロットしていき、ロット勝ちできた人はコンテンツから退出していくルール。より多くのメンバーに報酬が行き渡るし、不要なものはPASSする選択肢も出てくるため公平性が高め。
- グリパ、一品希望制:あらかじめ一人一品欲しい報酬を宣言しておき、希望品が出た場合は他の人はPASSする。
ちなみに「〇滅解散」は〇回全滅したら解散となるパーティのことを指しています。
また、よく「Akito式」「ほぼララ」「TT」などの暗号じみた単語が書かれていますが、これはギミックの処理方式を指しています。募集に書かれるものはメジャーな処理方式であることが多いため、分からない場合はその都度ググれば出てくると思います。
戦闘開始前の準備
パーティに入り、コンテンツに入場してからも色々注意することがあります。
マクロについて
零式を始めとした高難易度コンテンツでは、攻略前に募集主がそのパーティでギミックをどう処理するかの方針を、マクロ機能でパーティチャットに流します。
FF14ではその処理方針自体のことを慣習として「マクロ」と呼んでいます。以下にマクロの例を示します。
/p 【散開】 | 【DD移動先】 /p D3 MT D4 | D⇔1:H1MT← →D1D3 /p H1 ■ H2 | ■ /p D1 ST D2 |B⇔3:D4D2← →STH2 /p 【タイタン1】 | 【タイタン2】 /p 橙TH 黄T 橙D | 橙TH /p 黄H ■ 黄D | 西H1H2MTSTD1234東 (青) /p 青D | 橙D /p 【タイタン3】 |【はなつ+オブリタレーション】 /p 黄TH 橙 黄D | 南or西 /p ■ |【巨兵創出:南誘導南北】 /p 青TH 青D | 南:MTH1D1D3 北:STH2D2D4 /p 【ライオン】 /p 北側:H1→MT→H1/ D3→D1→D3 /p 南側:H2→ST→H2 / D4→D2→D4
募集主からマクロが流されたら、パーティメンバーはそれぞれ自分のポジションを宣言していきます。
それぞれのポジションには暗黙の了解があるため、それを理解しておきましょう。
- MT:メインタンク。
- ST:サブタンク。
- H1:ピュアヒーラー。白魔導士か占星術師が入ります。
- H2:バリアヒーラー。学者か賢者が入ります。
- D1:メレーDPS。
- D2:DPSフリー枠。2人目のメレーかキャスターかレンジが入ります。
- D3:レンジDPS。ロールの特性上動きながら攻撃しやすいため、コンテンツによってはギミック処理を調整する役割がある場合も。
- D4:キャスターDPS。
野良でパーティを組む時に悩ましいのがDPSフリー枠であるD2の扱いです。普段慣れているポジションと違う場合はミスが増えてしまうため、やりたくない人は多いんじゃないでしょうか。後からパーティに参加したほうがD2をやった方が揉めにくいです。
マーカーについて
マーカーにはフィールドマーカーとターゲットマーカーの二種類があります。
フィールドマーカーは地面に設置するタイプのマーカーで、方角を示すために置くこともあれば、ギミック処理位置を示すためのものもあります。後者は特に重要です。フィールドマーカーはコンテンツごとに位置を保存することができて、そうした場合は次回以降は複数個のフィールドマーカーを一発で設置可能で便利です。
ターゲットマーカーはそれぞれのメンバーにつけられるマーカーです。頭割りの処理等で特定のメンバーに集まる必要がある場合などに便利です。
ただし、コンテンツによっては自分の頭上に敵の攻撃のマーカーが出ることがあり(例:希望の園エデン 再生編 4層前半の巨人フェーズのサイコロマーカー)、ターゲットマーカーが付いていた場合は干渉して見えなくなることがあるので使いどころに注意です。
レディチェック、戦闘開始カウントについて
全滅するごとに、募集主かMTがレディチェックを挟むことが多いです。その後、全員〇であれば続けて戦闘開始カウントを行います。
カウントは5~30秒の間で選べますが、ジョブによって戦闘開始直前にどんな行動するかはまちまちなので、分からない場合はメンバーに何秒がいいか聞いてみるのがいいと思います。見た感じ20秒が多いです。
零式挑戦時の心構え、ポイント
零式のギミックは難しいため必須スキルを使えるようにしておく
当たり前のことなのですが、零式のギミックは他のコンテンツよりも難しくなっています。
もう当然のようにステージの外周は落下するか触れると即死。それにノックバック攻撃が組み合わさってくることも多いので本当に厄介です。タンク/メレー/レンジの「アームズレングス」やヒーラー/キャスターの「堅実魔」を確実に使えるようになっておくことは必須です。
ノーマルのコンテンツであれば敵のAOE(Area of Effect:攻撃の予兆範囲)を見てから攻撃を避けるのは容易でしたが、零式ではAOEが出るのはごく短時間なんてことがざらです。頭割りのいつものマーカーがないのに実は頭割り攻撃だったりすることも多々あります。
そのため、ボスの詠唱やボスの動きやステージ外周などを見て判断して動くことが重要になってきます。
また、移動がシビアなことも多いので「スプリント」をすぐに使えるようにしておきましょう。
零式のボスの行動は経過時間によってほぼ固定されています。一部ランダム性のある攻撃はありますが、ボスのタイムライン自体は常に固定です。つまり同じ時間に同じ技を放ってくるということなので、タイムラインを把握するよう意識すると攻略が早いです。
敵の攻撃が痛いため軽減スキルが超重要
これも当たり前かもしれませんが、零式の敵の攻撃は他のコンテンツよりも痛いです。詠唱攻撃はもちろんのこと、オートアタック(AA)も侮れません。
そのため軽減スキルを使うことが重要になってきます。メンバーのHPが低い早期攻略時には重要どころか必須です。
タンクヒーラーは普段から使っているでしょうが、どのDPSにも軽減スキルは存在します。場面に応じて適切に使うようにしましょう。
- メレー:「牽制」:与ダメージを減らすデバフを敵に付与。
- レンジ:「タクティシャン」「トルバドゥール」「守りのサンバ」:被ダメージを減らすバフを味方全体に付与。
- キャスター:「アドル」:与ダメージを減らすデバフを敵に付与。
レンジの3種の軽減スキルは名前は違っていても効果は重複せず上書きとなるため、レンジが複数いるパーティの場合は使用タイミングが被らないよう要注意です。
なお、基本的には敵の詠唱攻撃のダメージ量が確定するのは敵の詠唱完了時なので、ラグを考慮して敵の詠唱が8割くらいまでには軽減スキルを入れるようにすると安全です。
ただし、例えばパンデモニウム煉獄編4層前半の「リアリングランページ」「フェイタルストンプ」などの連続して何度も攻撃が来るタイプのダメージ量については、その1回1回の攻撃の度に軽減の判定がなされます。そのため軽減スキルを詠唱完了ギリギリくらいのタイミングで入れることで4回分の攻撃全てを軽減することが可能です。
メンバー全員が最大限の火力を出すのがマスト
零式には時間切れの概念があり、戦闘開始から一定時間が経過するとボスが即死攻撃を放って全滅となってしまいます。これは慣習で「DPSチェック」と呼ばれています。
そのためメンバー全員が最大限の火力を出す必要があります。DPSはもちろんのこと、タンクやヒーラーも妥協できないくらいの火力が必要です。
下手すると死人が一人出ただけで火力が足りなくなる可能性すらあります。
①準備編でも書きましたが、スキル回しが完璧にできるようになってから零式に挑みましょう。各ジョブのバーストのタイミングを理解し、シナジー合わせが大事になってくる場合もあります。
どうしても火力が足りない場合は、装備のILを上げてから挑むのも手ですね。
LB(リミットブレイク)の効果的な使い方
上でDPSチェックのために火力が必要と書きましたが、その火力に直結してくる重要な要素がLBです。
特にクリア目的のパーティであれば火力がギリギリになりがちのため、その場合はメレーがLBを撃ちます。メレーが複数いる場合は、基本的にはLBを撃っても火力のロスが少ない方が撃った方が良いです。
例えばバースト後の忍者はそこそこ暇のためロスが少なく、LBを撃つのにおススメです。もしくは蘇生してもらって衰弱がついてしまった場合は、衰弱はLBのダメージ量には影響しないため衰弱が付いた側が率先して撃つと良いです。
他のコンテンツではLBは撃てて精々1回なことが多いですが、零式は戦闘時間が長いため、LBゲージが3本貯まったら即撃つと終わり際にLBゲージが2本ギリギリ貯まる、なんてこともあるので意識すると良いです。
パーティ火力が充分な消化目的のパーティや、練習目的のパーティなどはヒーラーやタンクがLBを撃つ場合もあります。クリアが安定したり、先のフェーズを見ることができて練習効率が上がったりするメリットがあるからですね。
誰がLBを撃つかは時と場合によるということを覚えておきましょう。
パーティメンバーの士気も大事
固定であっても野良であっても、パーティメンバーに思いやりを持ってプレイすることを心掛けたいものです。
ミスの多いメンバーに悪態をつきたくなる気持ちはわかりますが、パーティ内の雰囲気が悪くなるとそのせいでまたミスが増えたり、解散が早くなったりすることが多いです。
一方、自分がミスをした場合は素直に申告したほうが円滑に進むと思います。
その他攻略に便利なツール
野良では難しいですが、固定での攻略であればDiscordなどでVC(ボイスチャット)をしながらプレイすると意思疎通がしやすく、攻略がだいぶ楽になります。
また、Windows10であればデフォルトで画面の録画が可能になっています。「Win + G」で起動でき、10分前から現在までの画面を録画してファイルに残せるのでぜひ試してみてください。
終わりに
2記事に渡り、初心者の方々に向けてFF14の零式に挑戦する際の注意点を紹介しました。
FF14の零式がよく大縄跳びに例えられているのを見ますが、確かに希望の園エデン 共鳴編 1層の14チャージボルトやチェーンライトニングはそうだったなぁと思います。
個人的には8人で集団ダンスをやっているみたいだなぁと感じることが結構ありますね。動画を見て、全員がその動き通りに動かなきゃいけない様とかがまさにそうだなぁと。
でもそれがまるで部活みたいで楽しいなぁと感じます。タイムラインに合わせてスキル回しを考えるのはやりがいがありますし、頑張ってクリアできたときの達成感はすごいです。
是非とも零式に挑戦してみてください!